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■河下水希 徹底解剖!?

河下先生&作品をもっとディープに掘り下げる小ネタ集。

・もっとディープなプロフィール
・アシスタンツ&担当編集者ズ
・古河屋の謎
・ザ・ネーミング(『いちご100%』)
・PNの小噺
・半レギュラー?
・よく目にする誤情報
・桃栗流・顔の描き順
・キャラクターの誕生年は…(『いちご100%』)
・一万点
・河下水希 / 桃栗みかん自画像集
・コメント集
・東城綾…ではありません(『夏色グラフィティ』『いちご100%』)
・ホワイトさつき&ホワイトちなみ(『いちご100%』)
・オッドアイぴゆちゃん(『りりむキッス』)
・竹宮惠子先生の講評




もっとディープなプロフィール
・家族構成:父、母、妹、弟。妹さんは既婚者で、お子様(2001年誕生)が居られます。妹さんとは一学年違い(妹さんは2月生まれかと思われる)。
・好物:牡蠣、焼肉(特にタン塩?)。
・苦手な物:(特に)納豆、チーズ。紅茶、コーヒー、酒、煙草も苦手。
・料理:少なくとも人並みにはされる模様で趣味。昔は妹さんの誕生日ケーキを作るのが恒例だった。『いちご100%』連載時はアシスタント募集の触れ込みにもなっていました。
・好きな場所:京都
・学歴:短期大学卒
・PC暦:1999年頃?〜、Macユーザー(その割にはイラストはアナログが多いけど)。
・ゲーム鑑賞:『FF1〜7』、『熱血硬派くにおくん』、『みんなでゴルフ』、『黄金の伝説』、『スーパーマリオサンシャイン』、『ゼルダの伝説』、『DQ8』、『聖剣伝説2』、『脳を鍛える大人のトレーニング』『サイレントヒル』『ゴッド・オブ・ウォー』のプレイ経験あり。「裏ワザを発見する夢を見る」と発言していた事もあるほどで、かなりのゲーマー。長年に渡ってしばしば公言している趣味。
・ストレス解消:カラオケと長電話。
・音楽鑑賞:「The Yellow Monkey」「Mr.Children」等。仕事場ではプロレスのBGM(恐らくアントニオ猪木の入場曲『炎のファイター 〜INOKI BOM-BA-YE〜』)、「Rhapsody of Fire」の曲で自らを鼓舞。
・映像鑑賞:『仕立て屋の恋』、『忍者戦隊ハリケンジャー』、『アパッチ野球軍』、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』鑑賞とのコメント有。
・漫画鑑賞:『エースをねらえ!』『風と木の詩』など。ジャンプ漫画では『ウイングマン』や『きまぐれオレンジ☆ロード』、『聖闘士星矢』など。特に『風と木の詩』の竹宮恵子氏には強い尊敬の念を持っていたようで、氏が批評する「小説June」投稿コーナー「竹宮惠子のお絵描き教室」での受賞がプロデビューのきっかけとなっています。この作品の二次創作同人誌に参加した事も。
・文学鑑賞:宮沢賢治、トルストイなど。
・味噌汁:赤味噌派
・お茶:静岡県産
・モノマネレパートリー:アントニオ猪木
・ペット:熱帯魚(既に逝去)
・体育座りで描ける(机要らず)。鉛筆の握り方が変らしく、中指と親指にペンだこ有り。
・資格:普通自動四輪免許(AT制限は不明・実家に車で帰省のコメントあり)

※古い情報もありますのでそれらは現在では当然変化している可能性はあります。

アシスタンツ&担当編集者ズ
●アシスタントさんは、
・小林ゆき 先生(少なくとも2001年春まで)
・星野桂 先生(時期詳細不明、2001年頃位まで?)
・阿部国之 先生(少なくとも2002年秋まで)
・宇美保估 氏(少なくとも2002年秋まで)
・佐藤奈緒 氏(少なくとも2002年秋まで)
・名前不明(2002年末〜?)、
・倉薗紀彦 先生(2007年12月〜2008年5月頃まで)
・竹内良輔 先生
・久世蘭 先生
・田辺洋一郎 先生
少なくとも以上の方々の存在が確認できます(※いちご中期に入った名前不明の方は他の誰かである可能性もあります)。その後も募集を呼びかけていましたが、加入したかどうかは不明。現状のアシスタント体制は不明。


●担当編集者に、
・井上 氏(?〜2004年初秋)
・中野博之 氏(2004年初秋〜2005年初春)
・中路靖次郎 氏(2005年初春〜2007年秋)
・本田佑行 氏(2007年秋〜2009年秋)
・門司健吾 氏(2009年秋〜)
・細野修平 氏(2010年春〜2012年6月)
・小菅隼太郎 氏(2012年6月〜)
少なくとも以上の方の関わりが判明しています。

※井上氏とジャンプ移籍の噂について
 担当の井上氏は「ぶ〜け」時代からの長いお付き合いで、WJへの移籍もぶ〜け休刊に伴って井上氏がWJ編集部に異動にした際に一緒に移籍してきた、と噂されています。
 ただ、私の調べで分かっているのは以下の事までです。

1.井上氏が『いちご100%』の初代担当である事は確定。
2.『りりむキッス(2)』より1999年の時点で移籍の話がちらついていたようですが、「当時の担当さん」という表記であり、井上氏であるかは不明。
3.97年11月号〜00年3月号までの全てのぶ〜け/ぶ〜けDXを確認しましたが、巻末ページの編集者のコメント爛に「井上」という名は一度もありませんでした。ただし、編集者もPNを使っていた場合や、一度も担当しなかったという可能性は無いとは言い切れません。
4.ジャンプSQ.2011年4月号でのインタビュー「モノガタリ第25回」では、「担当さんが昔「ジャンプ」にいた人だったんですよ。それでちょっと「ジャンプ」で描いて、名前を売って「ぶ〜け」に戻ってこい、みたいなことを言われたんです。で、「ジャンプ」の編集さんに作品を見せたら「まあ、いけるんじゃない?」って言ってもらえたのでその気になって(笑)。結局「ぶ〜け」の担当さんはすぐ異動になってしまって、そのうち「ぶ〜け」自体もなくなったんです。」との先生ご本人の談があります。

以上から、井上氏が“ぶ〜け時代からの担当者でWJ編集部に異動した際に一緒に移籍した”かどうかは、公式発行物の情報からは現段階では判断不可であると言えます。
個人的には2の書き様からすると、異なるのではないかと考えますが…。
※移籍前のWJを見て編集欄に「井上」氏が居るかを確認するのが良いかもしれませんね。
古河屋の謎
 河下作品によく登場する和菓子屋店と思しき商店の名前。主力商品は「豆大福」?ざっと作品内でその存在が確認されるシーンを挙げると、以下のものがあります。

・『気ままに女子高生』(コミックス『かえで台風』収録)で、森村いずみが高校入学時にお土産として大福を持ってくる。古河屋及び紙袋が初披露。
・『りりむキッス』(1巻収録)で、貴也の母親からお遣いで豆大福の購入を貴也に依頼。美羽もヤケ食い目当てで購入。最終的に美羽の買った豆大福6個が斉木家の方へ。ここでも美羽が紙袋を持っている。
・『いちご100%』(18巻収録)で、淳平が唯への映画出演の手付け金として豆大福を差し出す。この時は10個入りで、唯によって初めて豆大福の食事シーンが描かれる。

・『曾根崎心中!』徳兵衛の幼少期の回想シーン。大福以外に初めて団子が登場。もしや江戸時代から続く伝統の老舗なのか?

 また、古河屋かどうかは確認できないが、『あかねちゃんNon Stop』(『あかねちゃんOVER DRIVE』1巻収録)では、冬馬をあかね(タカシ)が追うシーンで、「いちご大福 バナナ大福 栗大福」と張り紙がされた店が描かれています。
 これは漫画家さんがよくやる遊びの1つだと思われますが、古河屋自体の情報は以上だけで河下先生とどういう関連があるかは謎のままです。尚、先生の出身地である静岡県を中心にネット上で「古河屋」を探してみたが、見つかりませんでした。今後も新作が出る度に、ちょくちょく正体不明のまま出てくるのでしょう。いつか店舗自体が描かれたり、新たな秘密が出てくるのでしょうか?

ザ・ネーミング(『いちご100%』)
 既によく知られていて有名な話ですが、『いちご100%』のキャラクターの多くは、主人公「真中淳平」を初め、名字の頭文字が方向や、位置に纏わる者が多かったり、その作中のポジションを表した名字など、色々な特徴が見受けられます。その全てを挙げてみましょう。

●主人公
・真中淳平(中)
※ご存知「恋愛ど真ん中漫画」の主人公なので「真中」。

●4方位ヒロイン
・東城綾(東)
・西野つかさ(西)
・北大路さつき(北)
・南戸唯(南)
※これも非常に有名なネタで、よくパロディの対象にされる事が(笑)。

●淳平の男友達
・大草(大)
・小宮山力也(小)
※真中淳平を含め、かっこよさやモテ度で「大中小」と分類?尚、さつき、唯を除いてここまでのキャラクターは『いちご100%』を発表するに当たってストーリーを決めるよりも先に構想されていたらしいです。

●桜海方位ヒロイン
・東尾繭子(東)
・西園寺めぐみ(西)
・北原沙恵(北)
※ちなみに、名前はそれぞれ本家の東西北4大ヒロインの声優さんの名前をモジったと言われています。南はストーリーの都合上なし。

●塾メンバー
・向井こずえ(向)
・浦沢舞(裏)
・左竹(左)
・右島(右)
※東西南北と同じ様に真中を4方向から囲む様になっています。向井の方へ真中を裏から後押し、と考えると二人のポジションも表している?また、裏が浦に変換されてるのは流石に不自然さを感じたからでしょうか。

●先生
・白鳥先生(白)
・黒川栞(黒)
※色で分類。しかし、佐藤先生、久米さよ子先生と、色と無関係の存在も確認されており、途中から忘れられた可能性が高い?(笑)

●押忍!バーガークルー
・近藤さん
・遠山さん
※忘れがちな方向・位置系名字。パートのおばちゃんらしき近藤さんと、大学生アルバイトの遠山さん。

●ご長寿
・旅館「亀屋」
・パティスリー「鶴屋」
※名字ではありませんが、しなびたばーさんが切り盛りしている点は共通。鶴亀と言えば、やはりご長寿の象徴。

●その他サブキャラクター
・東城遥、東城正太郎(東、家系の都合で綾を含め3名。東尾繭子を入れると東の漢字は実に4人の名字に。)
・外村ヒロシ、外村美鈴(外、家系の都合で2名)
・端本ちなみ(端)
・天地(天と地と2つが含まれている珍しい例。恋のライバルだから中をサンドイッチして追い詰める?)
・角倉周(角。周も…?)
・高木(高。大草と同じくモテ度を表す為に“上位”を意識したものと思われる。)
・日暮龍一("西"野つかさの関係人物。西といえば、日が暮れる方向。)
・内場(内・美鈴の相手役で、外と内でリンクしている)

ネタ協力:K様
PNの小噺
 以前のPNであった「桃栗みかん」は、勿論「桃栗3年柿8年」の諺から取っており、名前が「みかん」なのは語呂の良さから。ただ、このPNに決めた理由はデビューのきっかけとなった「小説June」への投稿の際、「時間がなかったので適当に付けた」という事らしい。「10年後も漫画家をやっていたらこのPNで漫画は描かなくなるかも」とも発言しており、その言葉通り、2000年春には「河下水希」に改名と相成りました(「河下水希」のPNの由来は全く明かされていません…)。
 また、「FF7」の同人誌『SINS』を発行された際は、「きまぐれめろん」というPNを使っておられました。
 ちなみに、「桃栗みかん」時代については先生ご本人及び集英社はどう位置付けておられるのでしょうか?既に公然の秘密としてネット上では流布しており、こちらの様な情報もありますが、具体的に同一人物であると公表された事はありませんが、画風作風も然ることながら、ファンなら見れば判る様な桃栗時代のネタをさり気なく改名後も出していたりしている所からも、別にその事を隠そうとしている訳ではないものの、集英社内のルールによって移籍に伴っての改名した、という処でしょうか。
半レギュラー?
 古河屋と同じく、違う作品で同じキャラを出すのは漫画家さんがよくやられる遊びです。そんなに何人も出ている訳ではありませんが、河下作品でもいくつか見受けられますので列挙してみます。

・その男の名はヒロシ
 最も有名でしょうか。『夏色グラフィティ』と『いちご100%』に登場した目を隠すほどの髪が長い男「ヒロシ」。前者はどうも九州地方と思しき方便を話す男で彼女持ち。後者は超秀才のクセに趣味は美少女発掘というなんとも困った男。それさえなければ頭も良くて何気に親切、というデキる男なので割と人気者でしたね。ちゃっかりしている所は共通している気がします(笑)。次回作でも出たりして?

・ボウズ
 こちらは桃栗みかん時代の持ちキャラ。『あかねちゃんOVER DRIVE』シリーズ、『other side A girl』の霊界の使者ですが、実は『気ままに女子高生』で一人寸劇をする男で先に出ていました。この二人に関してはスターシステムのキャラクターといえるでしょう。

・小泉・つばさ・晃一
 『空の成分』の小泉君と、『目覚めのKISSとテディベア』の大石つばさ、『夏色グラフィティ』の晃一。一見それぞれの作品だけにしか出てないようですが実はこの3人にも密かなルーツが…?晃一だけは名前しか一致してないかな?^^;つばさの方はあかねちゃん。

 あと、『夏色グラフィティ』以降は、色ボケしたばーさんが常連になっていますね。他にも『いちご100%』で真中が見ている入塾テストの結果には「?井智」という生徒の名前が。上にあるのが向井こずえなので、五十音順に考えると、『あかねちゃんOVER DRIVE』の村井智の事ではないかと思われます。

よく目にする誤情報
 単に管理人が「そうなのか?」と目にしていたネット上の噂ですが、その真偽を確かめます。

・桃栗みかん時代に奥浩哉先生のアシスタントをしていた?
 『空の成分』が奥先生の作品『変-HEN-』の絵柄に似ていたという事から生まれたと思われる誤情報。確かに美少年美少女系キャラが似てはいますが、仕事遍歴等から判断すると限りなく不可能なのでガセでしょう。他にもアシスタント経験等の情報はまるで聞きません。余談ですが、キャリアを積んだ上での移籍組とはいえ、これは「週刊少年ジャンプ」に所属する漫画家としては結構特殊なケースであると言えるでしょうか。勿論、影響を受けた可能性が無いとは言い切れません。

・『あかねちゃんOVER DRIVE』に未収録作がある?
 これもたまに目にする情報ですが、こちらのサイトの情報からしても、残念ながらガセです。WJ移籍までのぶ〜け/ぶ〜けDXも全て確認したので間違いありません。「あかねが天国から戻ってくる」なんてありがちな展開の情報も見た事がありますが(苦笑)。

・少女漫画作品は「マーガレット」掲載?
 違います。掲載されていた雑誌は「ぶ〜け」や、増刊誌の「ぶ〜けデラックス」です。「ぶ〜けコミックス」のレーベルも装丁もありますが、こちらは94年から「ぶ〜けマーガレットコミックス」に統合されて消滅しています。その為、98〜99年に活動されていた先生の少女漫画作品の単行本も「ぶ〜けマーガレットコミックス」です。また、当前ながら「マーガレット」掲載なら、頭に「ぶ〜け…」とはなりません。まぁ単行本の奥付に初出情報があるのでそれを見れば判る事ですが。

・『夏色グラフィティ』は『いちご100%』の原型だった?
 試金石だった可能性は十分あるでしょうが、一部キャラが共通してたり、イラストが間違えて作品を跨いで記事に流用されていたりしているくらいで、原型と言えるまでの共通点は無いでしょう。

 敢えて今現在では当たり前の情報も載せていますが、噂は噂のまま独り歩きするものだとしみじみ思いますね。


桃栗流・顔の描き順
 これは桃栗みかん時代の、1996年2月発刊の角川スニーカー文庫に挟まれていた「スニーカーストリートシアター」というフライヤー(チラシ)です。画像をクリックすると大きいサイズで見られます。薄い上に両面印刷の為に裏の記事がうっすら映っていますがご了承下さい。
情報提供:小泉 様


キャラクターの誕生年は…(『いちご100%』)
 『いちご100%』の連載は2002年の1月からで、作中のキャラクターも中学3年のこの時期から始まっており、以後、最終盤で高校3年時の後半半年の長さがおよそ2倍になった事を除けば、連載の1年=作中の1年になるリアルタイム進行になっていました。
 これらを素直に当てはめると、真中らの学年は1986年度、唯・美鈴・ちなみは1987年度生まれ、という事になりますが、後々の読者が読む時期に合わせてあえて表記されていなかったのか、真中淳平ほか、各ヒロインには誕生日が発表されているのに、誕生年ははっきりとした形で示されていませんでした。

 という事は、誕生年は不明…?

 いえ、実ははっきりと1986〜1987年度生まれであると断定できる資料が作中で披露されているのです。ソースは、原作3巻第19話「運命のクランク・イン!?」のつかさからの手紙。


「14 02.3.23 NAHA」
…平成14年 2002年3月23日 那覇郵便局からの投函であるとはっきり判ります。 字、汚いな…。

これが届いた時は、真中らは高校進学を目前に控えた春休みであり、よって逆算するとやはり真中らの学年は1986年度生まれ、唯・美鈴・ちなみは1987年度生まれという事になります。
ついでといってはなんですが、それを踏まえて主要キャラクターを生年月日順に並べてみましょう。

1986年5月3日 / 北大路さつき
1986年5月10日 / 真中淳平
1986年7月6日 / 向井こずえ
1986年9月16日 / 西野つかさ
1986年11月29日 / 浦沢舞
1987年1月14日 / 東城綾

1987年5月25日 / 外村美鈴
1987年10月16日 / 端本ちなみ
1988年3月31日 / 南戸唯

まぁ他にもカレンダーの日付からとか、つかさの発言で少なくとも21世紀入ってからの物語であるとか、
イロイロあるんですが、何年生まれの設定でも構わないといえば構わないですけどね^^;
そこはアナタ次第、だから面白い。

情報提供:いちご仙人 様
一万点
 桃栗みかん先生から一万点を貰えた人、居たら掲示板などでご連絡下さい(笑)。ちなみに私は2006年のクリスマスに貰えました。これの意味が分かる方は相ッ当なマニアかと…。
河下水希 / 桃栗みかん自画像集
 タイトルの通りでございます。さぁ皆の衆!余す所なく先生にちゅうもーっく!!(笑)(≧▽≦)ゞ

Cobalt1994年8月号PERSONAL PROFILES スニーカーストーリーシアターVol.19 スニーカーストーリーシアターVol.19 別冊JUNE'97年7月号目次爛 ぶ〜け柱おてがみ募集欄
WJ目次用(りりむ読切時) WJ目次用(りりむ連載期) WJ目次用(いちご連載期) りりむキッス(1) りりむキッス(2)
いちご100%(1) いちご100%(2) いちご100%(3) いちご100%(4) いちご100%(5)

いちご100%(6) いちご100%(7) いちご100%(8) いちご100%(10) いちご100%(12)
いちご100%(14) いちご100%(16) 超こち亀 WJ目次用(初恋限定。連載期) 小説 初恋限定。
コメント集
 河下先生が各種紙面で掲載していたコメント集です。ただし、漫画・小説単行本やドラマCDは省き、既に紹介されているものはリンクで。灰色部分は管理人の注釈です。

■小説JUNENo.66「ペーパートーク」
こちら落武者のホームページ様より)をどうぞ。

■Cobalt1994年8月号・PERSONAL PROFILES
「乙女座。A型。スーパーファンタジー文庫で青木弓高さんの人気シリーズ『炎雷のレジェンド』のイラストを担当しています。こちらもぜひ見てくださいね。」

■JUNE全集第12巻 耽美イラスト美術館
私が初めて表紙を飾らせていただいたジュネ58号の絵、実は依頼を受けて描いたわけじゃなくて、編集部の方に「カラーが見たい」と命じられ(?)適当に描いたら運良く採用されたというものだったんです。だから全ッ然「12月号」らしくない絵なんですねー。……今さらですが言い訳でした。」

■別冊JUNE97年7月号
「最近、歯が痛むんです。やっぱり歯医者さんに行かなくちゃ治らないですよね。はーあ…。」

■ぶ〜け / ぶ〜けデラックス
・『気ままに女子高生』掲載時@ぶ〜けDX NEW YEAR増刊号(98年1月15日発行)
「最近〈親知らず〉を抜きました。しばらくの間、痛みのあまりひたすら物にあたり続けていました…。」

・『目覚めのKISSとテディベア』掲載時@ぶ〜けデラックス EARLY SPRING増刊号(98年3月15日発行)
「毎年2月14日にはチョコレートケーキをつくってます。――妹の誕生日のために。淋しいっス…。」

・『催眠戦士アキラくん』掲載時@ぶ〜けデラックス POP&CASUAL増刊号(98年7月10日発行)
「いよいよ夏がやってきましたね。でも私は夏ってキライ。だって、虫が…蚊が…ゴキブリが……。」

・『あかねちゃんOVER DRIVE』掲載時@ぶ〜けデラックス MID SUMMER増刊号(98年9月10日発行)
「先日、宅配のおじさんに職業をしつこく聞かれた。やっぱり私のペンネームってアヤシイのかな…。」

・『あかねちゃんNon Stop』掲載時@ぶ〜けデラックス AUTUMN増刊号(98年11月10日発行)
「酒も煙草も苦手な私のストレス解消法は長電話。最高記録は11時間30分。しかも長距離電話で…。」

・『あかねちゃんPANIC ATTACK』掲載時@ぶ〜けデラックス NEW YEAR増刊号(99年1月10日発行)
「仕事中は病気しないよう気をつけてたのに、今回風邪をひいてしまいました。気合い不足でした。」

・『かえで台風(Vol.1)』掲載時@ぶ〜け 99年4月号(99年4月1日発行)
「何年か前に手相占いをしてもらったとき、今の年齢で結婚すると言われた気がする。でも今のところ全くそんな予兆なし。次の誕生日まで半年ないのに…。」

・『かえで台風(Vol.2)』掲載時@ぶ〜け 99年5月号(99年5月1日発行)
「連載が始まってから、趣味のTVゲームが全然できない。現在手をつけてないソフトの数は4本。中には予約して発売日に買ったものもあったりするのに。」

・『かえで台風(Vol.3)』掲載時@ぶ〜け 99年6月号(99年6月1日発行)
「自分の力量不足に落ちこんでばっかりだったけれど、いろんなことを学ばせてくれた今回の連載。次にお仕事する時はもう少し成長しているように頑張ります。」

・『other side A girl』掲載時@ぶ〜けデラックス EARLY SUMMER増刊号(99年7月10日)
「この漫画はBMC「あかねちゃんOVER DRIVE」の番外編です。本編も読んでみてね♥CMでした。」

・『あかねちゃんSAY GOOD-BYE』掲載時@ぶ〜けデラックス SUMMER増刊号(99年9月10日発行)
「転んでガラスで右腕を負傷し、6針縫いました。でもこうやって仕事してます。まだ痛いんだよ〜。」

・『あかねちゃんOVER DRIVE(連載版・第1回)』掲載時@ぶ〜け 99年10月号(99年10月1日発行)
「DXに掲載されてたこのシリーズ、ご存知ない方にはまったくもって不親切なマンガだと思いますが、詳しく知りたい方は是非コミックスを♡(CMかよ〜っ)」

・『あかねちゃんOVER DRIVE(連載版・第2回)』掲載時ぶ〜け 99年11月号(99年11月1日発行)
「少し前になりますが誕生日を迎えました。でも当日お祝いの言葉をくれたのは友達ひとりとパソコンと「どこでもいっしょ」のカエルだけ。淋しすぎる…。」

・『あかねちゃんOVER DRIVE(連載版・第3回)』掲載時ぶ〜け 99年12月号(99年12月1日発行)
「今回でいちおー最終回です。このマンガに携わった、すべての方に感謝です。年内いっぱいはのんびり過ごす予定でいます。コタツで年賀状書いたりとかね。」


■週刊少年ジャンプ 巻末コメント
'00年No.19(『りりむキッス』読切版)
'00年No.48〜'01年No.21-22(『りりむキッス』連載期)
'02年No.12〜'05年No.35(『いちご100%』連載期)
 こちらJUMP MIX様より)をどうぞ。←閲覧が出来なくなっている様です。
 こちらつかさイティゴBlog様より)をどうぞ。
'07年No.44〜(初恋限定。』連載期)
 こちら初恋限定。まとめWiki様より)をどうぞ。


■その他のジャンプ増刊誌・姉妹誌巻末コメント
・『夏色グラフィティ』@赤マルジャンプ'01年夏
「夏ですね。夏なのにあまり蚊を見ていません。エアコンつけっ放しで窓を開けていないせい!?」

・『いちご100%』@週刊少年ジャンプ特別編集GAG Special 2005
「腕力は0パーセント!? 攻撃されたら思わず涙、くり出す反撃悩殺ポーズ!!そんな、非暴力的平和主義ヒロインがここに誕生!なーんて…」

・『いちご100%-京都初恋物語-』@ジャンプthe Revolution!'05年秋
「久し振りの締切…久し振りの睡眠不足と肉体疲労にヘロヘロです。何はともあれいちごJC18巻10/4(火)発売!!」

・『氷姫奇譚』@週刊少年ジャンプ'06年No.04-05
「年末に読切が描けたので引き締まった気持ちで年を越せそうです。」

・『彼女と夏と僕』@赤マルジャンプ'06年夏
「何年かぶりに炎天下の中出かけたら日焼けして真っ黒に。う〜ん健康的。」

・『秋色妄想日和』@ジャンプthe Revolution!'06年秋
「少し前のことだけどヒマだったので自力でフィギュアを作ってみた。なかなかの出来に周囲もホメてくれました。」

・『曾根崎心中!』@ジャンプスクエア'08年8月号
「厳しいスケジュールだったけど初めての時代物楽しく描きました。」


■その他のジャンプ系コメント
・週刊少年ジャンプ'04年No.39
「『いちご100%』がアニメになる…。とゆーことは女の子たちの髪が風になびき、それと一緒にスカートも…!?味わい深い作品になること間違いなし!!」

・週刊少年ジャンプ'08年No.46
「おひさしぶりです。この冬「初恋限定。」がドラマCDになります!声優さんもバッチリなのでぜひぜひ聴いてくださいっ(ね)」

■いちご100%小説
・1巻
「『いちご100%』が小説になりました。文章の世界でないと表現できないトキメキ、切なさ、エッチっぽさ(?)ってあると思います。いちご柄を思い浮かべつつご賞味下さい。」
・2巻
「この作品は2004年JF(ジャンプフェスタ)AT(アニメツアー)のアニメを小説化したものです。原作と同じようで微妙に違う…むしろこっちの方がエッチかも!? そんな「いちごパラレル世界」を是非味わってください。」


■こち亀寄稿コメント
・Kamedas2

私はカメラーよ♡
25周年おめでとうございます。ホントすごい(汗)
もう「尊敬」の一言です。両さん もっと世の中メチャメチャにしてっ♡

・142巻
150巻を夢見てドキドキ!!
 思えば21世紀を迎えるときよりも、こち亀100巻到達を待ちわびていた頃の方がずっとドキドキしていた気がします。
 そう考えるとこち亀がくれるのは、笑いだけじゃないんですよね。一日がまだ長くて楽しいことばからいあると感じていた子どもの衣、そして月日の経つ早さに愕然とする大人になった今もこち亀が続いているという安心感。そしてひとつの作品が、こんなにも長く続いていると知ったとき感じる勇気。じゃあどこまで続いていくんだろう?というワクワク感。
 ジャンプで連載を続けていると、年に2回くらい秋本先生にお会いする機会があります。ありがたいことに、隅のほうでコソコソしている私にいつでも励ましのお声をかけてくださいます。「直接パワーもらってるんだから、頑張れ自分…!」そう思っても週刊連載のしんどさは経験した者にしか解らないくらい厳しくて、そんな生活を何十年も走り続けてきた秋本先生に会うたび、毎週愚痴ばかりこぼしながら仕事に取り組んでいる自分がもう恥ずかしくて、思わずははーっと土下座したい気分になってしまうのでした。
 そんな自分がこうやって推薦文を書かせていただけることは、なんだか「一人前の漫画家なんだよ」と秋本先生に言っていただいた気がして、本当に、心から光栄だと感じています。友達・親戚中に自慢しちゃおっと。
 さて「こちら亀有区公園前派出所142巻」。今、私の胸はもうじき訪れるであろう150巻を夢見てドキドキしています。以前別の本にも使用した言葉ですが、
「両さん、これからももっと世の中めちゃめちゃにしてっ♥」

・超こち亀
『こち亀』30周年、本当におめでとうございます。週刊連載を休むことなく終わることなく30年。その偉業にただただ尊敬…いや!もはやこれは崇め奉るべき次元の業ではないでしょうか!!これからも、いつジャンプを開いても変わらずに暖かく笑わせてくれる『こち亀』であり続けてください…!


■ジャンプスクエア2008年8月号『曾根崎心中!』インタビュー
――今回『曾根崎心中!』を描くことになった経緯を教えて下さい。
河下 担当のHさんが「河下さんの時代物を見たい」って言ったことがきっかけですね。確かに、今まで現代ものしか描いたことがなかったし、舞台はもちろん日本なんですけど、江戸時代だからちょっとした異世界を感じられるので、「楽しいかも」って思って。で、なぜ時代物の中から『曾根崎心中』を題材に選んだのかは…これもHさんが言い出したことなんです。Hさん、なぜですか?
担当H 今回ポスターも付くということなので、パッと見た時に、読者を「おっ」と思わせる絵が欲しいなって思ったんです。それで、河下さんが着物姿の遊女を艶やかに描いたら、読者は食いつくだろうなと思って。
河下 食いつくってなんかちょっとイヤらしいな〜。
担当H いやいやいや(笑)。でも、河下さんの美麗なタッチが映えるだろうと。それと、お初の着物の中に徳兵衛が隠れる絵を、ぜひ河下さんに描いてもらいたかった!
――なるほど。で、『曾根崎心中』をどのように料理しようということに?
河下 やっぱり私、ラブコメ作家なので、ラブコメっぽくっていうところですよね。あと、悪人がいない世界。みんないい人なんだけど、主人公たちが「心中する」というところまで追い込まれちゃうっていう風にしたかったんです。
――ちなみに、「心中もの」なのに、今作では誰も死なないんですよね。
河下 それはやっぱり、ラブコメですから(笑)。ラブコメはラストで死んじゃダメです。
――なるほど(笑)。では、作画的にここを見てほしいという点は?
河下 …やっぱり乳首かな?(笑) かなり罪悪感は感じてますが(笑)。
――ちなみに、これまで河下さんが誌面で乳首を描いたことは……。
河下 女の子の乳首はないですね。今回で乳首解禁です(笑)。
――それはやっぱり特別なこと?
河下 それはもちろんそうですよね〜。グラビアアイドルだったら大変なことでしょうし。……って、こんなに「乳首、乳首」って連発してていいんですか?
――(笑)。では乳首から離れて、女の子を描いてて楽しい部分は?
河下 あんまり離れてない気もしますが……。まあ、楽しいっていうのとは少し違いますけど、もっと上手く描けるようになりたいっていうのは、お尻です。難しいんですよね〜。単に楕円と楕円が合わさったものではないっていう。
――写真集とかを参考にしたりはするんですか?
河下 たまにしますね。それと写真集なんかは結構、人を選んで買ってますね。気づいたらやっぱり胸の大きい子のを買ってる気がします(笑)。
――大きい胸が好きですか?(笑)
河下 というか、スレンダーよりぽっちゃりしている方が好きなんですよね。だからグラビアの写真集でも、引き締まっている人よりぽちゃぽちゃってしている人のを好んで買っちゃいます。それと、控えめのものより「ここまでやるのか!」っていうのも好き。具体的なアイドルとか写真集の名前は恥ずかしいんで、絶対に言えないですけどね(笑)。
――お話聞いてると、河下さんって本当に女の子が好きなんだなぁって思いますねぇ。
河下 もちろん好きですよ。女の子自体も、女の子を描くことも……でも、週刊で描いてる時は、ネームの段階で担当さんに「エロ過ぎます」って注意されることが多かったんですけど、今回はベースがシリアスな話だから、なかなか弾けるタイミングが難しくて、逆に「もっとエロく!」って言われるという感じでしたね。
――週刊といえば、『初恋限定。』の第3巻が発売されましたね。『初恋』で思い入れのあるキャラって誰ですか?
河下 描いてて楽しかったのは、小宵ちゃんかな。初めはひたすらかわいくて優しい感じの子にしようって思ってたんですけど、意外に自分から動く子になっていっちゃったんですよね。描き進めていくうちにどんどん面白くなっていったっていう感じです。
――では、我ながらお気に入りだっていうエピソードは?
河下 お正月の話ですね(2話収録)。また小宵ちゃんがらみになってしまいますけど(笑)。私、あのマンガでは軽い話を描きたいって思ってたんですけど、でも、キャラクターの内面を描いていくと、どんどんお話って重くなっていっちゃうんですよね。それが、あのエピソードは、最も軽くて中身のない話を描けたなって思えたので(笑)。
――コミックスだけで読める、そあこちゃん(『限定少女。』)は描いてて楽しそうですね。
河下 あれで毎週描きたかったくらい(笑)。あれを描いてても改めて思ったんですよね。私って感動させるものよりも「面白かったね」っていう感想をいただけるものを描きたいんだなって。「心に残る」というよりも、読んだその瞬間だけ悦に入ってもらえる軽いもの。それって私の中にあるサービス精神がそうさせてるっていう気がするんです。
――今回の『曾根崎心中!』でも、そのサービス精神が爆発しているわけですね?
河下 はい。少年誌では個人的にセーブしていたエロさなんかを、ここで少しは出せたのかなって思います。……って、この記事を読んだ人、私のことをかなりエロい人間だと思っちゃいませんかね?
――そんなことないですよ(笑)。


■ジャンプスクエア マスターピース vol.001『曾根崎心中!』河下水希メッセージ
この読切を描いたあとお初天神に行ってご供養と感謝の念を伝えてきました。まー原作とはちょっと話ちがうけどυ 連載中「あねどきっ」もヨロシクね!の河下水希


■週刊少年ジャンプ2009年40号「JUMPトレジャー新人漫画賞」募集ページインタビュー
Q1. かわいい女の子を描くときにどこに気をつけていますか?
私の場合、顔かたちや表情はもちろんですが、特に女の子の仕草や体のラインなどに気を配っています。女の子のかわいさというのは顔の造型だけではなく、仕草や雰囲気を含めた、一人の女の子としての存在感から生まれてくるものだと思います。
Q2. ラブコメというジャンルの作品を作る上で気をつけていることは何ですか?
ラブコメ自体はファンタジーに近いですが、だからこそ細かい部分で現実にいそう・ありそうなリアリティを大切にする、という部分に気をつけています。着てる服、小物、生活感や季節感まで「もしかしたらこの女の子は隣町にいるのかも!?」と読者の皆さんに思ってもらえたらと思っています。
Q3. 河下先生は新人の時、どういった絵の練習をしましたか?
当時はチラシの裏に、信じられない位の量をとにかく描いていました。特にキャラでも構図でも、自分の描けないものを重点的に描いていたような気がします。好きに絵を描こうとすると、大体は自分の得意な絵を描きがちだと思うので、意識して描けない絵を描く、というのは大切なのではないでしょうか。
Q4. 連載を目指す投稿者にメッセージをお願いします。
私も今回の連載を始めるにあたって、本当にたくさんのネームを描きました。皆さんも大変なこともあるとは思いますが、頑張って描き続けていればいつかは必ず実を結ぶと思います。皆さんにとっても好きなことだと思いますので、最後まで諦めずに頑張って下さい。


■じゃんぷる
・3巻「実録ある奇跡の日 / 石塚裕子」
WJでは連載回数が50回を越える度にトロフィーなどが貰える連載表彰式という習慣があるそうで、連載作家さんも一堂に会す立食パーティーなどもあるそうです。コメント集とは若干趣旨が違いますが、その時の一コマ。漫画調なので実物を見た方が早いと思います。
以下、河:河下水希 石:石塚裕子 井:井沢ひろし(敬称略)。


石:河下先生どーも!
河:あー

石:どんちゃんホラ!!河下先生にご挨拶!
井:『いちご100%』の・・・・ エヘ
河:あっ
※何だか猫っぽかったので、ニャンコ面をつけさせていただきました。

河:井沢さんって実物はステキじゃないですか ウフフフ・・
※ガビーン状態の石塚氏

石:河下先生…気は確かですか?
河:イラストより かっこいいじゃないですか〜
※人差し指を合わせて力を込めギギギギする両者

石:似顔絵(イラスト)は手加減してるんですよ?
河:そうなんですかー?

・4巻帯メッセージ
ハガキ戦士さん、毎週笑わせてくれてありがとう♡



■ジャンプSQ.2010年4月号 モノガタリ第25話
 こちらをどうぞ。


※「あねどきっ」「(G)えでぃしょん」工事中
東城綾…ではありません
 週刊少年ジャンプには毎週様々なCMページが掲載されており、大概は作品の1カットを流用します。が、何故か別作品のイラストが用いられた例がありまして、それがこちら。


週刊少年ジャンプ2004年No.31より。

 勘の良い河下ファンはもうお解りでしょうが、これは『夏色グラフィティ』の扉絵で、描かれているキャラは竹田夕夏です。
 恐らく『いちご100%』の東城綾のつもりで編集側が間違えて載せたのでしょう。

情報提供:よこやりさん 様
ホワイトさつき&ホワイトちなみ
 基本的に作品をリリースした以上、無かった事にするというのは御法度ですが、雑誌掲載時と単行本時でちょくちょく微修正が入るという事はよくあります。その理由としては、
1.雑誌掲載時と単行本時で修正する事でその違いを楽しむ為
2.完成はしているが明らかに誤り、あるいは必要と判断しての修正
3.雑誌掲載時に未完成の状態だったものを修正
の、およそ3パターンほどがあるでしょうか。
 1は、『初恋限定。』第14話の大魔王ヤマモトのカットが当てはまるでしょうか。
 2は、細かい台詞の違いなどの微修正で割と頻繁に行われていたりしますね。『初恋限定。』第5話で「平成19年度体育祭」が「第35回文化祭」となっていたり、など。

 残りの3についてですが、基本的に河下先生の凄い所は、週刊連載であるにも関わらず高い画力を求められる作風であり、しかもこの長い作家生活で休載は取材目的の一週のみという処です。上手い、速い、確実、三拍子揃ったまさにプロの漫画家です。
 しかし、一度だけ風邪をこじらせてしまい、明らかに未完成のままに掲載された回があります。その『いちご100%』10巻収録の第86話「湯けむりの向こう側へ」の回がこちら(一部)。

さつきとちなみの髪が真っ白!
 他にもジャージや風景でトーンが貼られていないページがあり、1ページまるまるトーンが無いという箇所もあります。線画とベタは全部済ませている事から、アシスタントさんに任せる作業時間が無くなったというところでしょうか。
 いちごで髪が白抜きといえば、女性陣ではやはりつかさ(舞もだけど…汗)の特権(?)ですが、このさつきとちなみもこれはこれでイイような…。また、漫画を描かれる方にとっては河下流作画術の完成途中の状態が見られるというのは貴重だったのではないでしょうか。
 それまで数年風邪を引いてこなかったのに、と語っており、京都への取材で貰ってきてしまったのかもしれませんね。ともかくこの回は本当にお疲れ様でした。

オッドアイぴゆちゃん
 上記との様な雑誌と単行本で違う例を見つけました。雑誌ではぴゆちゃんの左目にトーンが貼られていません。これはうっかりミス…かな?


竹宮惠子先生の講評
 河下先生こと桃栗みかん先生のデビューのきっかけは、JUNEで連載されていた「竹宮惠子のお絵描き教室」への投稿漫画『個人教授』が優秀作品に選ばれた為です。そちらは「小説JUNE'92年10月号No.57」に掲載されていますが、竹宮先生からの講評がその一月前に発売された「JUNE'92年9月号No.66」162ページにて掲載されています。以下に転載してみましょう。


「久々に見る少年JUNE漫画でした。もうほとんど完成に近いものを持っているので、あとは読者に任せてみたら、と思いました。卒業、とかではなく、味がそもそもアマな感じなので、そのほうが良いかも。Bの上

 との事です。
 ちなみにこのお絵描き教室、竹宮先生の講評が非常〜〜〜に辛口な事で有名で、実際他の応募作品の評には厳しいお言葉も(ただ、短いながらも具体的に踏み込んだアドバイスも多いですが)。
 そんな中で、当時の若き日の(いえ、今もですっ!汗)桃栗先生はかなり好感触だったようです。応募の理由は「竹宮惠子先生の評が欲しかったから」だそうですが。
 全てはここから始まった訳ですねー…。ところで余談ですがこの投稿漫画、『個人教授』と描かれている資料もあれば、『個人授業』と書かれているのもあってどっちなのかよく分からないんですよね。一応掲載された時の作品名とこちらの講評では前者だったので、当サイトではそちらにしていますが。



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